エコボロン よくあるご質問

よくあるご質問

エコボロンPROについて

Q.エコボロンPROってなんですか?

A.安全でありながら強力な防腐防蟻性があり、優れた持続性と施工性を兼ね備えた他に無い木部用防腐防蟻剤です。「DOT」というホウ酸塩を含んだ高濃度ホウ酸塩水溶液が素早く浸透し、木部を守ります。

規定量のエコボロンPROを吹付け施工・塗布施工した木部をシロアリが食べたりなめたりした場合、シロアリは死んでしまいます。施工部を食害して木内部にシロアリが侵入するということはまずありません。


Q.農薬系の薬剤との違いは?

A.効き方と安全性、持続性に大きな違いがあります。

一般的な防腐防蟻薬剤は、農薬系の神経毒です。農薬成分をシロアリの気門(呼吸する孔)から吸わせて神経伝達を阻害し、殺します。この成分が室内に入ってきた場合に、シックハウスの一因になるといわれています。

また、農薬は残留農薬の問題があるために早期分解するよう設計されており、 現在の農薬系の防腐防蟻剤の効果は最長で5年間です。5年毎に再施工をしたとしても、壁体内などは再施工出来ませんので住宅全体の防腐防蟻性能は半減してしまいます。

エコボロンPROの有効成分はホウ酸塩で、シロアリや木材腐朽菌などには少量で効果が出る一方、人間などの哺乳類の場合には余分に摂取したホウ酸塩を体外に排出するため、少量口に入った程度では全く問題になりません。人間に対する急性経口毒性は食塩程度といわれています。


Q.シロアリが近寄らなくなる?

A.エコボロンPROは揮発・蒸発しませんので、シロアリを積極的に殺すものではありません。シロアリが舐めたりかじったりした場合に初めて効果が出ます。したがって、シロアリが近寄ってくる可能性はあります。シロアリがエコボロンPROの施工部を舐めたりかじったりした場合、個体が死ぬだけでなく、餌の受渡しやグルーミング(互いの体を舐めあうこと)、共食いなどによって巣全体の活性が失われていきます。


Q.一缶でどのくらい施工できますか?

A.一缶あたりの施工面積は58m2(2回塗り)が目安となります。建物の床面積ではなく、施工箇所(木表面)の面積ですのでご注意ください。


Q.腎機能に障害がある人の場合、有害ですか?

A.有効成分であるホウ酸塩は揮発蒸発しませんので、床下や壁にエコボロンPROを施工した場合でも、住人の体内に入ることはまずありません。意図的にエコボロンPROを摂取しない限りは問題ありません。

また、お子様等による誤飲事故の防止のため、エコボロンPROに苦味成分を配合しております。


Q.再施工は必要ですか?

A.エコボロンPROの有効成分であるホウ酸塩は揮発蒸発することが無く、分解もされません。一度施工してしまえばホウ酸塩は木材内にあり続けますので、基本的に再施工は必要ありません。雨漏りや浸水などによってエコボロン施工部に被害があった場合、再施工を行ってください。

もちろん、雨漏りや浸水などが無い場合であっても、再施工した方が予防効果は高くなります。万全を尽くされるのであれば、数年経過後に再施工されることをおすすめいたします。


Q.ヒラタキクイムシには使えますか?

A.ヒラタキクイムシは成虫が広葉樹材の導管に産卵し、幼虫が木材内部を食い荒らします。やがて蛹化し、4~5月に羽化すると材表面に小さな孔を開けて成虫が脱出します。 脱出時に孔から木屑や糞が噴出して、そこで初めて被害に気付くことが多いようです。

木材内のヒラタキクイムシの卵・幼虫は発見が難しく駆除も困難ですので、 新たな産卵と幼虫による食害を防ぐための予防措置が主な対策となります。

ヒラタキクイムシ対策としてJAS(日本農林規格)ではホウ酸を指定しています。エコボロンPROであれば1m2あたりに70ml程度を浸透させれば、ヒラタキクイムシはその材を食べることができなくなります。

しかし、浸透性が無い、撥水処理されているような材料には使えません。また、材料によっては色合いが変わってしまったり、有効成分が浸透しきらずに表面に残ってしまう可能性がありますので、必ず事前に目立たない部位でテストを行うようにして下さい。表面に有効成分の結晶が出来てしまったり、べたつきが残ったりした場合には、お湯を含ませた雑巾等で拭き取ってください。

京都大学の教授も「駆除は非常に難しい、予防が重要だ」と言っておられました。 被害が出てしまった場合には、被害箇所は取り替える覚悟で、数年かけて駆除していく必要があります。


Q.使ってみたいんだけど・・・

A.ありがとうございます。
エコボロンPROは認定施工店様のみの販売となります。
ご購入いただくには講習受講などが必須となっておりますので、専用お問合せフォームよりお問合せください。


ホウ酸・ホウ酸塩について

Q.ホウ酸塩って化学物質じゃないの?

A.ホウ酸塩は、原子番号5の元素「ホウ素(ボロン)」が酸素などとくっついたものです。 水(H2O)やホウ酸(H3BO3)も広い意味では化学物質であるといえますが、 人工的に合成されたという意味での化学物質ではありません。ホウ酸塩鉱物は主にアメリカのカリフォルニア州で発掘・精製されています。


Q.DOTってなんですか?

A.DOTとは、八ホウ酸二ナトリウム四水和物の別称です。ホウ素含有率が高く、木材保存の用途に適したホウ酸塩です。


Q.シロアリや木材腐朽菌に効いて、人には安全?

A.植物にとってはホウ素は必須微量栄養素です。人は野菜を食べたり水を飲んだりすることで、毎日ホウ酸塩を摂取しています。 ホウ酸塩を摂りすぎた場合、人間をはじめとするほ乳動物は尿と一緒に体外に排出します。 しかし、腎臓を持たないほ乳動物以外の生物が摂取し続けると体内に蓄積し、エネルギー代謝が止まって死んでしまいます。 ホウ酸やホウ砂が洗眼用として薬局に置かれているのは、この「細菌に効いて人に優しい」という作用を利用したものなのです。

エコボロンPROは、口に入った場合、皮膚に触れた場合、 眼に入った場合などを想定した安全性試験でも、安全性が確認されています。


Q.日本でホウ酸処理が普及していないのはどうして?

A.ホウ酸塩が木材保存剤として有効なことは1930年代から始まったオーストラリアの研究で知られていましたが、 水に弱いという性質が弱点として宣伝され、日本には適さないとされてきました。

しかし、昨今の日本の住宅では防水対策もしっかりなされ、土台や壁内部の木材が風雨にさらされることは通常はありえません。 壁内部は特に再施工が困難な部位ですので、5年という短い期間で効果が薄れてしまう農薬系の薬剤よりも、効果が持続するホウ酸塩の方が優れています。

アメリカでは自ら世界にばらまいた農薬公害からいち早く脱却し、今ではアメリカ本土の木造住宅ではホウ酸塩による防蟻処理材はスタンダードとなっています。イエシロアリが猛威をふるっているハワイ州でも、土台から屋根までほぼ100%にホウ酸塩が用いられています。

わが国でも遅ればせながら健康志向が高まり、農薬の代替品を求める動きが強まると共に、ホウ酸塩に注目が集まっています。これからはホウ酸塩の防腐防蟻剤「エコボロンPRO」のようなものが主流になっていくと思われます。


エコボロン

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